2011年6月

政治倫理審査会の傍聴

本日、政治倫理審査会が行われました。
傍聴に行くことを迷っていましたが、やはり同じ草津市議会の議員として、審査はどのようになされるのかは、知っておくべきだと思い、参加しました。

審査会の委員は6名で、法学部の教授や弁護士といった全て法律関係に従事している方々でした。

公職選挙法と草津市の政治倫理条例との位置づけや、事実確認の件、当事者の弁明の有無、公職選挙法における当該の事例の解釈に関わる質疑等々、様々な角度からの視点での質疑や意見が交わされていました。

本日は、第一回目であり、疑問に思うことや意見等を自由に議論され、次回の新たな資料提供の要請や確認すべきことを提示され、約一時間と20分で、閉会となりました。

いうまでもなく倫理審査会は、刑事罰という判断でなく、草津市の政治倫理条例に違反しているかのかどうかの判断の審査という観点から、第3条の遵守レベルを議会がどれ位と想定されてるのか、といった点や、また、公職選挙法と信教の自由の絡みをどうするのか、ということも次回に持ち越されました。

 公職選挙法の違反、という観点だけでなく、草津市の政治倫理条例において求められている草津市議会議員としての倫理規範のレベルはどのようにあるのか、併せて、市民の視点からのジャッジはどこまでの何を基準にして判断されるであろうか、ということが審査の論点になりそうです。

 判断は審査会に委ねられますので、当然個人的な見解を述べるものではありませんが、あらためて政治倫理条例の重みを感じました。

昔は良かった~?

 ここ2,3日前から、急に気温、湿度が上がり、不快指数が上昇中。
少し動いただけで、汗が流れること。遂に夏は来ぬですね。
 2週間ほど前には、町内の方から町内の○○の田んぼの用水路に蛍が出てるよ、と教えて頂き会議の帰りに寄ってみると、確かに蛍が光を放って飛んでいました。暗闇の中のはかない光はいつ見ても情緒があってきれいでした。
 なんとか、携帯で飛ぶさまの蛍を撮ろうと試みましたが、真っ暗にしか写らなく無理でした。
その時の涼やかさが懐かしいです。その用水路のあるすぐ隣の田んぼは無農薬でお米を作っておられ、蛍が沢山出るのも、やはりこっちの水はきれいで甘いのかなぁ...
 
 震災発生以後、様々な現代の便利な暮らしかたが、見直されています。日本ではこれまでは、家のつくりも、夏が過ごしやすいように作られていました。風の通り道を考え、建具も季節に応じて衣替えしたり、打ち水を遣ったり...と、つくづく昔の人ってすごいなぁと思います。
 かといって、現代の便利さを捨てられるかというと、ちょっとどころか、かなり自信がないのが正直なところです。最近の新聞記事で見かけるのが、江戸時代位までの自然と共生していた循環型の生活です。
石炭のエネルギーを使いだした産業革命にまで遡ってしまう話しですが、これから、日本だけでなく、世界がどのような方向に向かって進むのか、私が生きているうちには、やはり変わらないのでしょうが、子どもたちの世代につけが残らないように、責任ある世代でもあることを肝に命じねば、と思います。

一昨日昨日と、議会では、総務常任委員会と文厚常任委員会開催されました。今年からは、予算審査特別委員会で、予算関係の内容については審議されるので、常任委員会での審議の内容は、予算以外の内容に限定され、少しとまどいつつ、建替えられる給食センターの設備の話や、小児救急医療センターの問題について等、それぞれ意見が出されました。

 明日は、予算審査特別委員会です。補正予算ですが、そのほとんどが、防災関系の予算です。
防災計画の見直し、自治連合会での防災訓練関係の補助金や、放射能の計測器購入等々です。

私は、決算の方の委員なので、明日は傍聴する予定です。なるだけ多くの視点からの議論を期待するものです。

本日議会質問終わりました

 6月の議会質問、本日終わりました。今回は、一期4年としての今期最後の質問でした。
終わった後でのご報告になりますが、2つの項目について質問させて頂きました。
 1項目目は、「震災後の環境に配慮した施策と節電対策について」
2項目目は、「H24年度からの本格運行に向けたまめバスの実証運行について」です。
 今回は、全体にさすがに震災に関連しての節電、防災関係が多かったです。

 1項目目については、今後、公の施設を建築する時はこれまで以上に太陽光パネルの設置や環境に配慮した設備等の導入や、エコ対策の視点をもつべきではないか、という内容です。
 また、今夏より、草津市は全幼小中にクーラー設置をし、二学期より稼動する予定になっていました。震災の影響で、全設置が予定より遅れるそうですが、今回の原発事故を受けて、日本のみならず、世界までが、エネルギー政策の転換を考えなければならない時代になった今、学校の暑さ対策をクーラーのみに頼ることは出来ないのでは?という観点から、震災以後、使用の仕方についての市の考え方えがどう変わったかを確認しました。
 市の答弁は、クーラーだけに頼るのでなく、暑さ対策を工夫していきたい、との答えでした。

 草津市は、ソフトバンクの孫社長の構想のメガソーラーの誘致にも滋賀県内で一番早く手を挙げています。
その誘致宣言をきっかけに、本市も、環境政策を柱に横断的に政策を実行して頂きたい、ということも要望しました。

 2点目はまめバスの本格運行に向けた実証運行の検証についてです。
 まめバスですが、今年度までは、実証運行中、つまり実験中です。
 来年度からは、実験でなく、本番の運行になります。
 その本格運行に向けて、地域ごとの課題を把握し、より多くの人に使ってもらえる「おらがバス」になるためのどうしたら良いのか、という質問です。
 もとより、採算の取れない路線ですから、一人でも多くのかたに使って頂く事が大変重要です。
それで、この約3年の間にどんな路線が良いかとか、もっと周知してみんなでなるだけ使っていこう、といった地域での協議を、できるなら全学区でワークショップを開催すべきでないか、と。現時点では、山田学区のみのワークショップしか開催されてなく、今後は特に、利用者が少ない路線のワークショップこそ必要ではないだろうか、と述べさせて頂きました。
 また、今の運行実証は、国の財源が100%です。おおよそ3年間で約3億5千万円。厚労省の緊急雇用対策のお金を使って実施されています。 
 新雇用の創出が第一目的なので、自由に運行実験の形態を変えることは出来ません。
利用者の少ない路線は、デマンド運行ー予約式の運行ーになる予定ですが、スムースに24年度からデマンド運行に移行するためには、今年度に実証実験を実施したほうが良いのではないか、と質問しました。 

 この、財源措置について、つまり国からの補助金の使い方は、最近、議会質問に時々取り上げています。
国からの補助金、昔ほどのしばりは少なくなったにしろ、やはり目的を持った使い方が求められます。制限(しばり)があるのです。そのしばりと、市が政策の課題の解決のためや市民へのサービスのための目的と一致しているのであれば、問題ありませんが、その目的が違うと、結果として無駄な使いかたになるのではないだろうか、とずっと思ってきました。目的を達成するためには、政策を優先した予算の付け方をすべきではないか、ということです。
 その視点から、今回質問させて頂きました。

 今期最後の質問になりましたが、どの程度、私の真意が伝わったか... また、録画中継でご覧下さい。 

 本日,町内から回ってきた回覧版に、自治体基本条例のタウンミーティングに続く、市の計画について、各学区(地区)単位での説明会のお知らせがありました。
 二つの内容があり、一つは「草津川跡地利用の構想」についてと、もう一つは「景観条例」について、です。
 皆様、回覧版ご覧になられましたか?
 この二つの内容については、関連があるといえば大いにあるので、同時に説明されるのはまあ、仕方ないかぁという感想ですが、とにかく、一人でも多くの市民の方々に参加し、聞いて頂きたい内容です。
 100年に一度の大雨にも対応できるよう新たに付け換えられた新草津川の通水後の旧草津川の跡地利用の計画がいよいよ今年度にも確定しそうです。過去に何度も議論されては、具体的な着手にまで至らなかった経緯も含め、今回こそは、という市の意気込みが感じられるものの、本当にこれで良いの?という、疑問はまだ解決していない、と私は感じます。そのための説明会でもあります。
 未来のどの辺りを想像しての計画にするのか、10年後?20年後?100年後?その視点によっても姿が変わってくると思います。
 いずれにしろ、次世代に引き継いでいく草津市民の財産に変わり無く、そのためにも、市民の皆様のご意見が大事です。また、同時に説明される景観計画も、市民の方々の意識ある関わりがあってこそ、成り立つものです。

 今や、ますます行政への市民の方々の参加を抜きにした市政はあり得ません。
そのためにも、多くの市民の方々が、市政に関心を持ち、ご意見を言って頂くことは大変ありがたいと思います。そういう機会、場を作っていくことは、今後の行政の仕組みとして責務になります。
 この度、6月の議会に提案される「自治体基本条例」にもそのことが明記されていますので、また、是非HP等でも意識してご覧になって頂ければと思います。

 景観条例についても、一つの市民の参画として、ただ今、市は景観百選を応募しています。
私も最近、景観を意識してか、市中の花に目がいくようになり、綺麗に花が植えられているとつい、誰がどんな思いで~と見入っています。花より団子派だったのですが... 
 そうやって意識して見ると、特に今の季節は市中にたくさんの箇所で綺麗な景色があり、感心しています。

これからは、質の高い「うるおい」のあるまちづくりが求められていくものと思っています。
そのためにも、是非、市民の市政への参加にご協力下さい。
スター花風景1 スター花風景2
(近所のスーパーの駐車場周辺の花です。最近急に綺麗になったので、お店の人に聞いたら、たまたま花を植えるのが好きな従業員さんがいて、自ら綺麗にしてくれているそうです)

  • プロフィール
    草津市市会議員
    西垣和美のBlogへようこそ

月別記事一覧

最近のコメント

管理画面